あさのぶんこ

あさのは小説を描いています

後見人

 ある男は唐突に現れた弁護士にある人物の後見人(警護)を依頼される。対象の人物とはまだ幼い少女で、少なくとも少女が成人するまでという途方もない依頼だった。また、ある男は日本の未来を憂いていた。その男が考える未来はこれまでのような経済至上ではなく、より人が精神的に満たされる世界だった。二つの物語は何かに導かれるように絡み合い世界を変えてゆく。この世界とは何か?その答えがここにある。

 

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後見人

 

 【書籍情報】

466ページ(30x20レイアウト)

著   者: 浅野 直人

分   類: アクションミステリー

キーワード: 仲間、未来、政治、世界

 

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【著者から一言】

 世界にはさまざまな秘密がありますが、その中の一つを明らかにしようとこの作品に着手しました。その秘密とはこの世界がどのようにして未来に向かって進んでいるのか。
 世界は一見、それぞれの国のルールや国際社会のルールの中でせめぎ合いながら未来に向かって動いているように思えますが、特定の誰かの意図がその行き先に大きく影響しているとしたらどうでしょう。
 格差、分断、不寛容、統制、そんなものにまみれた今の世界を見ていたら、誰かの意図的な思想誘導というのもあながち妄想だとは言い切れないように思います。そして、それは戦争をはじめとする人間が過去に起こしてきた数多くの愚行がその存在の事実を裏付けています。
 今、見ている世界はきっと過去の人たちが意図を持って作り上げてきた世界。しかし、本当にそれが正しいのかは誰にも分からない。目の前の世界を疑い、自分が生きたい世界とはどんな世界なのか?何を大切にして生きるのか?本質を知り意思を持つことが今はとても大切な時代なのだと思います。そこにある秘密の物語をお楽しみください。

 

シングルベッド

 深夜の公園の片隅に隠れていた女の子。偶然に彼女を見つけてしまった男。その特異な出会いが親密な恋に発展するのは必然だった。初々しい恋には神様が定めた通り道がある。二人は用意された階段を一歩づつ確実に登ってゆく。二人の間に流れる時間には甘い匂いが漂い、爽やかな鐘の音が鳴り響く。やがて、親密な時間を通り過ぎた二人には試練が訪れる。神様が用意したこの試練を乗り越えた者だけが、恋を超越した愛のステージに進むことができる。生まれたての若い恋は脆く儚げで美しい。柔らかで、ほんのり温かく、痛くて、ジワジワくる物語をご堪能ください。

81ページ(30x20レイアウト)

著   者: 浅野 直人

分   類: 恋愛ドラマ

キーワード: 恋愛、交際、学生、一人暮らし

 

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シングルベッド

 

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 この物語を書こうと思ったのはあるドラマの中で見たシーンがきっかけでした。そのシーンの中にあったのがシングルベッド。ドラマの流れとは関係のないところで妄想が膨らみ、頭の中にいくつかのシーンがするすると浮かび上がりました。そして、その日のうちに一つ物語を書こうと思いました。

 僕が妄想を膨らませたのはシングルベッドという狭い空間の中にいる恋人同士。そこは狭い空間だからこそ成立しうる男女の特別な関係性を創造する場所なのだと思いました。隣にいる恋人の感触、温度、鼓動、息遣い。狭いベッドは否応なく相手の命を感じる空間であり、それ自体が一つの世界なのだと。

 凝った仕掛けや裏切りはありません。あまり深く構成を考えずに書き始めたので、成り行きで物語は進行していきました。もともと短編でと思っていたので、素直にテーマに沿ったシンプルな物語に仕上がったと思っています。よろしければ、いつか誰もが通った初々しい恋の物語をお楽しみください。

全開少女(青春小話)

 まだ雪の残る早春の河原の土手を自転車で颯爽と走る少女。突き刺すような冷気の中を突き進む少女にはある決意があった。女の命とも言える前髪を解放し自らの心も解放するのだ。少女は青春の真っ只中にいる。時に運命とはそんないたいけな少女に牙を剥く。運命に翻弄されながらも自らの心向き合い、前に進もうとする姿は美しい。純粋で無垢な少女の日常と淡い恋と小さな勇気にまみれた物語。

61ページ(30x20レイアウト)

著   者: 浅野 直人

分   類: 青春ドラマ

キーワード: 少女、恋愛、友達、学校

 

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全開少女

 

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青春小話シリーズ(全5話)

青春の甘く切ないキラキラとした瞬間を切り取った五つの物語

第1話 『全開少女』

第2話 『最後に君に会えてよかった』

第3話 『羊飼いと少年』

第4話 『夢のつづき』

第5話 『恋か罪か』

*各話別冊にて提供しています

 

 青春にまつわる短編シリーズを描こうと思ったきっかけがこの全開少女です。何気ない朝の通勤通学風景。そんなありふれた風景の中で自転車に乗る女子学生たちが顔を下に向けたり手で前髪を抑えている光景に出会いました。一人や二人じゃなくて、そりゃもうたくさん。

 理解した。なるほど。女子にとって前髪とは命を賭してでも守るべきものなのだ。前髪の成否はその日一日の心のありようを占う重要なアイテムなのだと。青春は時にその生まれたての自我の中で意味不明な行動を若者たちに起こさせる。抑えきれない衝動を起こさせる。

 きっと青春というものには正解はない。心から湧き上がる衝動に身を任せ、ひとまずやってみるのが青春。たとえ得るものがなくても何もなかったことを確認するのが青春。この物語を読んでそんな青春を妄想してみてください。

最後に君に会えてよかった(青春小話)

 川の向こう岸から射す謎の光。それは不登校の二人を繋ぐ運命のコンタクトだった。それぞれの理由で学校をドロップアウトした二人はお互いを知り、絆を深めてゆく。やがて一人では見えなかった世界が二人になることで浮かび上がる。人と繋がるということはどういうことなのか?自分が信じた誰かのために何ができるのか?二人の生き様を感じて欲しい。

54ページ(30x20レイアウト)

著   者: 浅野 直人

分   類: 青春ドラマ

キーワード: 少年、いじめ、学校、仲間

 

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最後に君に会えてよかった

 

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青春小話シリーズ(全5話)

青春の甘く切ないキラキラとした瞬間を切り取った五つの物語

第1話 『全開少女』

第2話 『最後に君に会えてよかった』

第3話 『羊飼いと少年』

第4話 『夢のつづき』

第5話 『恋か罪か』

*各話別冊にて提供しています

 

 青春にまつわる短編シリーズを描こうと思って絶対に外せないと思ったのが男同士の絆の物語。物語のモチーフはいじめそして不登校というありきたりなものになりましたが、あくまでもメインテーマは男という生き物同士の絆を描きたいと思っていました。

 元来男はバカで単純な生き物。相手の良いところを見ればすぐに相手を信頼し、認め合うことができるのが男。一度信頼すれば相手を喜ばせたり、助けたくなる。仲間がいれば男の中には謎の勇気が生まれるのだ。そしてそんな関係に男は心を震わせる。

 物語の中の二人は一人では決して見れなかった世界を二人で見つけ、男同士の絆を胸に生きてゆこうとする。純粋でバカな男同士。信じたものを決して疑わず、裏切れない男たち。そんなキラキラした男の世界を覗いてみてください。

羊飼いと少年(青春小話)

 太陽の光にキラキラ輝く緑の草原。丘の上に立つ大きな木。少年のお気に入りの場所。少年は毎日丘の上の木の下に立ち、丘の斜面をゆっくりと移動する羊たちの群れを見張っている。牧場で羊たちと触れ合う中で少年はいつしか夢を持つようになる。しかし少年はまた自然という驚異の中で現実と向き合う。雄大大自然の中で羊たちそして家族と生き成長する少年の物語。

55ページ(30x20レイアウト)

著   者: 浅野 直人

分   類: 青春ドラマ

キーワード: 少年、家族、自然、夢

 

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羊飼いと少年

 

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青春小話シリーズ(全5話)

青春の甘く切ないキラキラとした瞬間を切り取った五つの物語

第1話 『全開少女』

第2話 『最後に君に会えてよかった』

第3話 『羊飼いと少年』

第4話 『夢のつづき』

第5話 『恋か罪か』

*各話別冊にて提供しています

 

 雄大大自然の中で生きる。コンクリートに覆われた現代社会に生きる人々は一度はそんな想像をしたことがあるのではないだろうか?でもそれを実際に実行する人は多くない。自然の中で生きるには様々な不便や困難が待ち受けているからだ。

 それでも自然と共に生きることは生物としての人間にとって原点に返ることなのかもしれない。日の出と共に起き出し、森の動植物が奏でる朝のシンフォニーの中を散歩する。少しひんやりとした新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、森の中で食事を摂る。すごく素敵ですよね。

 この物語はそんな大自然の中で生きる少年がいたら、どんな日常を過ごし何を考えて生きているのかを描いてみようと考えて描き始めました。大きな自然の中で生きる人々の心の大きさ、豊かさを想像しながら物語を楽しんで下さい。